息子タン太は6年生。
来月にはもう、小学校を卒業する。
中高一貫校に進路が決まっているタン太は、中学から(タン太にとっては)大量の宿題を出されて入学までに終わらせなければならない。
算数は「中学数学への準備演習」数研出版から出ているもの。
小学校算数の復習と、中学の初めに習う負の数の考え方を理解させる発展問題が少しある。39ページ
国語は、読解問題。物語文、説明文などを読み、理解できているか文で書かせる。
英語はフォニックスとアルファベットの練習。極めて基本的なワークブック。
しかし!タン太にはこれが苦痛でしかないのだ。
小学校の宿題、塾の宿題、公文10枚
これに、中学校からの課題が重なることで、気持ちに余裕がなくなっている。
タン太は、計画立てて、こなしていくという事が不得意だ。
おまけに、小学校の六送会での一芸発表だとか、卒業文集だとか、アルバム作りだとか、卒業間近の6年生は家庭でする事が多いらしい。
かなり焦っているタン太。
タン太は、焦るとうるさい。文句が多い。
現在、タン太はタン太自身の希望で、自分の部屋はなく、リビングで勉強している。
(1人になるのを極端に嫌っている。)
だから私は、タン太の文句の中、側で過ごさなければならないのだ。
だんだんタン太のイライラがひどくなっていく。
イライラ増大でだんだん筆圧が強くなっている。
消しゴムで消しても、消えず黒くなるばかり。
無理やり消すと紙がヨレる。
ヨレるとイライラする。
イライラして、消し方が雑に。
さらに筆圧が強くなる。
消しゴムで消す、消えない、
イライラ、黒い、黒い、消えない、黒い
そしてついに
ビリビリッ ビリッ!!! やぶれる
ツライ、ツライ、ツライ!
こちらもイライラする。無視し続けるのがツライ!
しかし心を無に保ち、見て見ぬふりを続け、スマホ記事を読むことに集中する。
しかし、敵はほうっておいてくれない。
「ママァ!! 紙、破れた! ママ?どうすればいいの?!」
「わかりません」(敬語)
「ママァ!? ママァ!? なんで自分ばっかりスマホしてるの???」
「本読みたいけど、うるさくて読めないから、スマホしているの。
もうこれ以上うるさいなら、ここで勉強しないで下さい。塾行って聞いてきて下さい」
「嫌だ!!! もう、うるさくしないから!」
「塾行って勉強した方が、お互いのためだから、行ってきて下さい」
「嫌だ!!! 静かにするから!!!」
「さっきから、ずーっつと文句ばっかりで全然勉強していないし、どんどんイライラしてるし、塾行って。」
「嫌だ!」
「じゃあ、タン太の部屋作るから、そこで1人で勉強してくれる?」(一部屋空いている)
「嫌だ!嫌だ!!!どうしてそんなに邪魔者にするの?
もういいよ!塾行くよ。塾は、あっちけとか言わないもん。いいよ!もう、いいよ!!!」
と怒って、塾の自習室に行ったタン太であった。
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