前回のお話
そんなわけで美容院へ行くことにした。
今回の希望は・・・
新緑の深い森から、白馬にまたがりあらわれた若き貴公子
木漏れ日がその美しい髪の上に光を落とす。
うつむく額にハラりとおちる前髪。
雪解け水が小川を流れる。。。
それが、こちらだっ！
（引用：ホットペーパー ビューティー）
美容院に写真を持っていけば、その髪型になるのだろうか？
みごとなまんまるぼたもちスタイル。
新緑の森の雪解け水ではなく、
沼からでてきたカッパかな。
きゅうりを抱いている。
しかし！！
今回は、いつもの1000円カットではない。（正確には1100円）
美容院だ！
「さわやか、クール、ビューティー、王子様❤️」を求め、
いつもの2.5倍
2800円 シャンプーなし！
果たして本当に、モデルのようなかっちょいいスタイルにできるのだろうか！
美容師にイケメン画像を見せる
予約の時間、5分前に美容院へ到着する。
満面の笑顔で迎えてくれるフロントスタッフ。
「いらっしゃいませ〜〜〜♩
たんたぬさんですね！お待ちしていました！」
どでかいソファーに案内される。・・・ベッドですか？
無数のライトに、まばゆく光輝く店内。
渦がグルグルしている鳴門海峡みたいにアートな雰囲気を醸し出している壁。
どこか遠い国の文字の書かれた瓶が鎮座する棚…
たくさんの大きな植物があちこちに生い茂る。
そして
「今回担当いたします、レイナです！ よろしくお願いします！！」
おおお！なんと近代的な名前だ！
アベさんとか、スズキさんとかじゃない。
レイナ✨
輝きが違う。
パツキンのふわふわヘア。白いシャツ。
腰にかかっている皮バッグには美容師七つ道具！！！
さすが、ファッショナブルゥ〜
レイナさんは、座っている私とタン太の隣へニッコリと微笑み、ひざまずく。
「どんな感じに切りましょうか？」
「あの、あの、すみません、たいへん恐縮なんですが・・・
こんな感じが理想なんです・・・。」
「はい！前髪の長さが少し足りないですが、大丈夫ですよ！」
えっ！引き受けてくれるというのか？
この無理難題を、そのように軽く承諾してしまっていいのか？
さ、さ、さすがはプロだ。
レイナさん、すべてを託します！！！
ヘアカット スタート！！
大きな鏡の前に座らせられたタン太。
ポンチョを着せられ、てるてる坊主のようになっている。
（カットクロスというのだそうだ）
なにぶんにも、こんなオシャレなお店だ。
カチコチと緊張気味である。
そして施術が始まった。
このカッパさんが、どのようになっていくのだろうか。
ソファーで待つ私に、鏡の中からニヤニヤと視線を送るタン太。
上の髪がピンで止められていく。（ピン＝ダッカールというらしい）
そして、さっそうと腰巾着からハサミを取り出す！
サクサクと軽やかにハサミが動く。
ハラハラと、切られた髪が床に落ちていく。
その動き、なんとも小気味よい。舞を踊るかのようだ。
かっちょよくなって下さいよ！！！
居心地の良いソファーに腰掛けながら、
気づけば、視線は釘付けになっていた。
いかん、いかん。
こんなに見つめられては、美容師さんもやりにくいに違いない。
あえて、見ないようにするも一苦労。
そばにある雑誌をめくる。
そういえば、私も気づけば、最後に切ってから１年以上が経ってしまった。
ゆるパーマのロングヘアって、切るタイミングがわからないのよね・・・。
例えると、捨てるタイミングがわからない下着？
そろそろ、切り時？
春休みになったら行くことにしようか・・・
月日の流れるのは実に早いものだ。
などと、考えにふけっていると、
タン太のカットは最終段階に入っていた。
いつもの１０分で終わるカットとは違い、時間もかかり丁寧だ。
何度も鏡に映った姿を確認しながら修正を施している。
ブローされ、整えられているぞ？
さあ！その仕上がりは！？
写真のモデルのようになったのか！？
さあ、その結果はいかに！！！
では、ビフォー画像から
３
２
１
なんか、それっぽくなっているじゃないですか？？？
いい感じじゃないですか？
レイナさん♥
どこまでも、あなたについていきます！！
コメントもらえたら、嬉しいです！
お母さん大満足ですね！うれしそうですね～
返信削除イケてるタン太くんの反応が気になるところです。
王子様とは程遠いですけれどもね😅
削除それっぽくしていただき、大満足でした！
タン太はヘアスタイルなど、どうでもなんでもいいみたいです。
せっかく美容院でカットしても、結局はもしゃもしゃのねぐせで学校へ行っています。
1,000円カットでもいいんじゃないか？🤨
タン太くん、めちゃくちゃイケてる！！！
返信削除そして、文章がセンスありすぎです(≧▽≦)
ありがとうございます！！！
削除そんな嬉しいコメントをいただき、涙がチョチョ切れています！！！😭
最近、春の大仕事「蔵書点検」がやっと終わったんですよ。
少し間があいたのですが、また楽しみながら書いていきたいと思います。
コメントで会えるのを楽しみにしていますね！