10円パンなるものがSNSから広まり話題になった。
韓国発祥の10ウォンパンが、日本での販売に合わせ10円パンと名を変えたものだという。
今や、全国的なブームにもなっている。
以前、道頓堀で10円パンを買い求める人々の長蛇の列を目撃した事がある。
(去年の春休みにタン太とUSJに行った時だ)
これ程までに長い行列ができるっていうのは、めっちゃくちゃ美味いに違いない!
とは思ったものの、その時は並ぶ時間もなく、敢え無くあきらめた。
それが今回、大阪城公園で見つけてしまったのだよ!!!
なんと!
10円パン! 行列 なしっ!
行列に並ばずに話題のグルメにありつけるとは、なんてラッキーなのだろう!
大阪城に穴場の10円パン!
ワクワク!! ワクワク!!
一人も並んでいないのだよ。
こんな事があっていいのか?
あの話題の10円パンがここにあるのにだよ?
大阪城公園、10円パン屋台
絵的には極めてシンプル。
素朴、簡素というか、地味。
流行感、キラキラ感、まるでなし。
上下年季の入ってヨレたカッパを着込み、無心に焼いているおばちゃん。
顎の動きと指差しだけで、無言の指示。
アルバイトらしき若い男性の売り子が、あたふたと動いている。
価格は道頓堀と同じ、1つ500円
種類は3種類
★チーズ
★クリーム
★チョコレート
現在、巻きすに焼き上がっているのは、クリームのみ。
いや、ここは、やはりSNSでも話題となった、あのとろ〜りのびるチーズを食べてみたいところだ。
今焼いているものが、どうやらそのチーズらしい事がうかがえた。
「チーズは、あとどの位でできますか?」
と聞いてみる。
無愛想なおばちゃんは、決してコチラを向かない。
生地の仕込みに集中しているのだ。
アルバイト君が、リピートして聞いてくれる。
「あ、あの、チーズはどのくらいかかりますか?」
「15分!」
アルバイト君がこっちを向いて言い直す。
「15分ですっ!」
景色の良い大阪城公園で、15分はそんなに長い時間ではない。
近くのベンチに腰掛け待っていた。
そして、ようやくできた!
待ちに待った10円パンだ!!!!
チーズが伸びている!
フワフワな生地にトロトロに伸びるチーズが絡みあう!
こ、これは!あんまり、美味いもんでもないな・・・。
なんか、ホットケーキに甘たるいチーズが入っているっていうか・・・
並ぶほど、美味いかな?
500円では、もう、いらんかな。
しかし!
その横ではタン太がすごく喜んで食べている。
「うわー伸びるよ!伸びるよ!うまーーーっ!」
おお!美味いか、美味いか。
かわいいのう。
「若者の味」
なのだな。
平成20年問題と令和5年問題について
今気づいた。
写真はわかりにくいが、生地でも令和である事がはっきりと読み取れる。
よく、 SNSで見かけるものは、平成20年。
商標登録?
韓国慶州発祥の10ウォンパン。
日本では大王チーズ十円パンとして、株式会社B.N 李在旭さんが商標登録をしている。
と、いう事は・・・
令和5年の私たちが食したものは・・・?!
「大王チーズ十円パン」ではないから、大丈夫という事なのだろうか?
うん。たしかに「10-yen-pan」だしね。
本場韓国では「貨幣デザインを許可なく使用」で問題発生?
10ウォンパン、500ウォンパンもあるみたい!
話題豊富なこのパン。
人気はまだまだ続きそう。
あの無愛想なおばちゃんは、今日も大阪城の公園で無言でひたすらに「10-yen-pan」を焼いているのだろうか・・・。
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