オークランドでおじいちゃんとコーヒー

2024/07/31

ニュージーランド 中2 旅行

 

オークランドの朝。
今日の最低気温9℃  最高気温18℃
今日は晴れて気持ちがいい!

タン太を学校まで歩いて送っていく。
10分もかからない場所だ。



今日もちゃんとお弁当作ったよ!

どうだ! サンドイッチお弁当3日目!

「僕、ピーナッツバターサンドあったらなにも文句ないよ」

よしよし。ずっとこれでいけそうだナ。




そうそう。
お弁当仲間もできたらしいよ。


「ケンジロウはね、インド人のお家にホームステイしているんだよ。
カレーが5日間続いているんだって。
もうカレー飽きちゃったって言っている。」


アハハ!
まあ、そういう話はよく聞くよね。
いろんな食文化があるからねぇ。
日本人が毎日お米食べるのと同じ感じなんだろうね。




「今日はリーディングテストなんだ。」


「へえ〜。ちゃんと勉強したの?」


「もちろんしたよ。」
と、ドヤ顔のタン太。


「じゃ、テスト頑張ってくるんだよ!」


「はーい! いってきま~す!」


タン太は元気に学校へ入っていった。




おじいちゃんと知り合いに



タン太を学校へ送った帰り道。
一仕事終えた充実感と開放感。
(別に何もしてないんだけどね。)
青い空がさらに青く見えるねえ。
帰り道、自由を噛み締めながらてくてく歩く。


公園のにある小さなドーナツショップの前で、ふと足を止めた。
色とりどりのかわいいらしいドーナツ。
タン太は大のドーナツ好き。
今度、一緒に来てみようかな …


するとおもむろにお店のドアが開いた。
出てきたのは陽気なおじいちゃん。
私ににこやかに声をかけてくる。

「Hi!  Come on!」

あ、お店入りたいのかと思われちゃったかな。

「あ、見てただけで…」汗汗っ

「いいんだ、いいんだ。
コーヒーは好きかな?1杯どう? さあさあ、入って入って!
このレディにとびきりおいしいコーヒーを淹れておくれ!」

といいながら、おじいちゃんは自分のポケットからお札を出す。


「え、あの、、、えっと、、、
ありがとうございます!



そんなこんなで、おいしいカプチーノをいただくことになった。
ニュージー初めてのカプチーノ。
温かくて、体が温まる。

「おいしい!」

「ここのコーヒーは最高なんだ。ドーナツもどう?」

「ありがとうございます。でもさっき、朝ご飯食べたばっかりなんです。」





まあ、そのおじいちゃんの陽気で楽しいこと。
ドーナツショップのオーナーの女性が日本の人だということもわかった。
3人の子どものママさんなんだって。とっても話しやすい素敵な人。

おじいちゃんは、そのドーナツショップの常連さんで、ほぼ毎朝コーヒーを飲みにきている。

おじいちゃんのジョークで店内は終始笑いが絶えなく和気あいあい。

「オークランド来てどのくらいなんだい?」

「4日目です」

「おぉ!来たばかりじゃないか!!大丈夫かい?
なにかあったら、このビッグボスになんでも聞くと良い。
大抵朝はここでコーヒー飲んでいるからね」


小一時間、ドーナツショップで話をして、おじいちゃんはミャウミャウ(ネコ)に餌をあげる時間だと帰っていった。
楽しい朝の一時だった。



今度タン太とドーナツを買いにくるからね。










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自己紹介

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高齢出産一人っ子育児中のアラフィフたんたぬ。不運な転職数回後、司書に落ち着く。夫たぬ吉、中高一貫校の息子タン太(現在中学2年生)と3人で築50年以上の平屋暮らし。節約はエコ。人生はそう悪くもないなと、最近思う。

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