オークランドの朝。
今日の最低気温9℃ 最高気温18℃
今日は晴れて気持ちがいい!
タン太を学校まで歩いて送っていく。
10分もかからない場所だ。
今日もちゃんとお弁当作ったよ!
「僕、ピーナッツバターサンドあったらなにも文句ないよ」
よしよし。ずっとこれでいけそうだナ。
そうそう。
お弁当仲間もできたらしいよ。
「ケンジロウはね、インド人のお家にホームステイしているんだよ。
カレーが5日間続いているんだって。
もうカレー飽きちゃったって言っている。」
アハハ!
まあ、そういう話はよく聞くよね。
いろんな食文化があるからねぇ。
日本人が毎日お米食べるのと同じ感じなんだろうね。
「今日はリーディングテストなんだ。」
「へえ〜。ちゃんと勉強したの?」
「もちろんしたよ。」
と、ドヤ顔のタン太。
「じゃ、テスト頑張ってくるんだよ!」
「はーい! いってきま~す!」
タン太は元気に学校へ入っていった。
おじいちゃんと知り合いに
タン太を学校へ送った帰り道。
一仕事終えた充実感と開放感。
(別に何もしてないんだけどね。)
青い空がさらに青く見えるねえ。
帰り道、自由を噛み締めながらてくてく歩く。
公園のにある小さなドーナツショップの前で、ふと足を止めた。
色とりどりのかわいいらしいドーナツ。
タン太は大のドーナツ好き。
今度、一緒に来てみようかな …
するとおもむろにお店のドアが開いた。
出てきたのは陽気なおじいちゃん。
私ににこやかに声をかけてくる。
「Hi! Come on!」
あ、お店入りたいのかと思われちゃったかな。
「あ、見てただけで…」汗汗っ
「いいんだ、いいんだ。
コーヒーは好きかな?1杯どう? さあさあ、入って入って!
このレディにとびきりおいしいコーヒーを淹れておくれ!」
といいながら、おじいちゃんは自分のポケットからお札を出す。
「え、あの、、、えっと、、、
ありがとうございます!」
そんなこんなで、おいしいカプチーノをいただくことになった。
ニュージー初めてのカプチーノ。
温かくて、体が温まる。
「おいしい!」
「ここのコーヒーは最高なんだ。ドーナツもどう?」
「ありがとうございます。でもさっき、朝ご飯食べたばっかりなんです。」
まあ、そのおじいちゃんの陽気で楽しいこと。
ドーナツショップのオーナーの女性が日本の人だということもわかった。
3人の子どものママさんなんだって。とっても話しやすい素敵な人。
おじいちゃんは、そのドーナツショップの常連さんで、ほぼ毎朝コーヒーを飲みにきている。
おじいちゃんのジョークで店内は終始笑いが絶えなく和気あいあい。
「オークランド来てどのくらいなんだい?」
「4日目です」
「おぉ!来たばかりじゃないか!!大丈夫かい?
なにかあったら、このビッグボスになんでも聞くと良い。
大抵朝はここでコーヒー飲んでいるからね」
小一時間、ドーナツショップで話をして、おじいちゃんはミャウミャウ(ネコ)に餌をあげる時間だと帰っていった。
楽しい朝の一時だった。
今度タン太とドーナツを買いにくるからね。
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