今朝は、私の出勤が遅いので、タン太と小学校まで一緒に歩くことにした。
家をでると、気持ちよい青空だ。
2月最後の日の朝の空気はまだ冷たい。
私の車のフロントガラスに、真っ白く霜が降りているのをみて、タン太は一生懸命こすって落としてくれていた。
「ありがとう、タン太。こんなに晴れていれば、もうすぐ溶けるよ」
そういうと、タン太は、にっこりして歩き出した。
学校に行く途中には、信号のない横断歩道がある。
カーブで見通しが悪く、通勤時間も重なり、車の通りはかなり多い。
タン太が1年生の時、いつもいつも、心配だった。
「ここで停まってね、ちゃんと手をあげてね。
右見てね、左見てね、車が止まってから渡るんだよ。
右の車が止まってくれても、左の車が止まってくれないこともあるからね、
両方が止まるまで、ちゃんと待つんだよ。」
「うん! 僕、ちゃんと待つ!」
思いっきり手を真っ直ぐ上に上げて、ピンとして立つ。
タン太が手を挙げると、いつも車はすぐに止まって、横断歩道を通してくれた。
おじぎして、手を真っ直ぐ上げて、行進するみたいに渡る。
「タン太が手を挙げると、すぐに止まってくれるんだね。
ママは全然止まってもらえないよ」
得意そうな顔をしていたっけ。
かわいかったなぁ・・・・。
っていうと、必ず言う。
「今は?」
「今もだよ。これからも、ずーっと、ずーっと、可愛いママの子どもだよ」
そう言うと、安心した顔して、にっこりとするんだよ。
行ってきま〜す!
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
さて、仕事から帰ってくると、
塾に行っていて、もういなかった。
リビングには、勉強していた後があった。
まだまだだのう・・・
いつか、離れていってしまう一人息子。
今年も、もう、春が来ちゃったねぇ。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメント励みになります!