あと何回、この道を通るだろう

2023/02/28

小学校

そろそろ、春が・・・



今朝は、私の出勤が遅いので、タン太と小学校まで一緒に歩くことにした。

家をでると、気持ちよい青空だ。
2月最後の日の朝の空気はまだ冷たい。

私の車のフロントガラスに、真っ白く霜が降りているのをみて、タン太は一生懸命こすって落としてくれていた。

「ありがとう、タン太。こんなに晴れていれば、もうすぐ溶けるよ」

そういうと、タン太は、にっこりして歩き出した。


学校に行く途中には、信号のない横断歩道がある。
カーブで見通しが悪く、通勤時間も重なり、車の通りはかなり多い。



タン太が1年生の時、いつもいつも、心配だった。


「ここで停まってね、ちゃんと手をあげてね。
右見てね、左見てね、車が止まってから渡るんだよ。
右の車が止まってくれても、左の車が止まってくれないこともあるからね、
両方が止まるまで、ちゃんと待つんだよ。」

「うん! 僕、ちゃんと待つ!」

思いっきり手を真っ直ぐ上に上げて、ピンとして立つ。
タン太が手を挙げると、いつも車はすぐに止まって、横断歩道を通してくれた。
おじぎして、手を真っ直ぐ上げて、行進するみたいに渡る。


「タン太が手を挙げると、すぐに止まってくれるんだね。
ママは全然止まってもらえないよ」

得意そうな顔をしていたっけ。



かわいかったなぁ・・・・。

っていうと、必ず言う。


「今は?」
「今もだよ。これからも、ずーっと、ずーっと、可愛いママの子どもだよ」

そう言うと、安心した顔して、にっこりとするんだよ。


行ってきま〜す!








★      ★      ★      ★      ★     ★      ★      ★     ★      ★      ★      ★  

さて、仕事から帰ってくると、
塾に行っていて、もういなかった。



リビングには、勉強していた後があった。


裁 一本ない・・・

手ごたい  って・・・ 







まだまだだのう・・・



いつか、離れていってしまう一人息子。


今年も、もう、春が来ちゃったねぇ。




応援してくれたら嬉しいです。
        ブログランキング・にほんブログ村へ                            PVアクセスランキング にほんブログ村

自己紹介

自分の写真
高齢出産一人っ子育児中のアラフィフたんたぬ。不運な転職数回後、司書に落ち着く。夫たぬ吉、中高一貫校の息子タン太(現在中学2年生)と3人で築50年以上の平屋暮らし。節約はエコ。人生はそう悪くもないなと、最近思う。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

QooQ