銀河鉄道の夜 宮澤 賢治
「ではみなさんは、そういうふうに川だと云われたり、乳の流れたあとだと云われたりしていた このぼんやりと白いものが ほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊るした大きな黒い星座の図の、上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指しながら、みんなに問いをかけました。
タン太と私は、宮沢賢治が好きだ。
小さな頃よく、寝る前に「銀河鉄道の夜」の、 絵本を読んで You Tubeを聴かせていたからだろう。
朗読してしている さん の声はとても澄んでいて、私もタン太も数ある朗読の中でも一番のお気に入りだ。
美しい音楽と一緒に、澄んだ優しい声で朗読してくれ、タン太と私を星空の世界へ連れていってくれる。
眠る前の寝室の暗闇が、カンパネルラとジョバンニののる銀河鉄道につながり、一緒に旅をしているようだった。
いつも聴いてるものだから、そのうち、好きな文章は、空で言えるようになっていた。
「そうだ。おや、あの瓦は月夜だろか」
そっちを見ますと、青白く光る銀河の岸に、銀色の空のススキが、もうまるでいちめん、風にさらさらさらさら、ゆられてうごいて、波を立てているのでした。
「月夜でないよ。銀河だから光るんだよ。」
これらのわたくしのおはなしは、
みんな林や野はらや鉄道線路やらで
虹や月明かりから
もらってきたのです。
〜宮澤 賢治〜
虹や月明かりからみても、きれいだなぁ、とってもきれいだなぁ、
で終わってしまうのね、たんたぬは。
そして、6年生の最後のパフォーマンス授業の発表では、タン太はステージに上がり「銀河鉄道の夜」の暗誦に決めた。
「星めぐりの歌」に合わせ、タン太は堂々と前を見上げ、感情を込めて表現し、とっても素敵な暗誦になった。
いつも、甘えん坊で、諦めが早くて、落ち着きがなくて、そそっかしくて忘れ物ばかりしているタン太が、ステージの上に1人立って演技をしている。
長いセリフを少しの澱みもなく、語っている姿はきらきらしていた。
タン太はには、タン太のいいところがたくさんあるんだ、そう思った。
私はいつも怒ってばっかりで、タン太のいいところ見逃したこともたくさんあっただろう・・・。
中学受験も終わって、これからはもっともっと、いいところを見つけて伸ばすようにしよう。
いつか、イーハトーブのある花巻に、行ってみたいな。
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