- プラスチック時代
- プラスチックは分解されない
- ゴミ拾い はじめは一人
- コロナがきっかけ
- 「屋内活動制限」で、海岸清掃ならOK?
- 「ビーチクリーン」団体活動として登録するメリット
- 日本の現状
- ビーチクリーンで、海はきれいになるのか。
______________________________________
プラスチック時代
約200万年前、落ちている石を握った人類の祖先
石器時代 〜 青銅器時代 〜 鉄器時代
人間はどんどん、便利な道具を発見し、
現代は、プラスチック時代とも言われている。
約200万年の道具の歴史の中、たった150年のプラスチック時代。
今や年産3億トン
年間800万トンのプラスチックゴミが、海へ流れている
プラスチックは結局分解されない
プラスチックの分解は450年以上
しかし、実際には、完全に分解されることは不可能
プラスチックは粉々になり、マイクロプラスチックとして漂い続ける。
または、海岸の砂に混じり、砂の奥底へ入り込む。
光の当たらない深海に沈んでしまったら最後、分解されることもなく永遠に存在する。
生物に取り込まれ、また人間に戻ってくるものも。
漁業網は、特に困る。こんなに頑丈では、分解はまずのぞめない。
もともと、魚をとるためのものだ。
深い海の底では、生物たちががんじがらめに絡められてしまっていることだろう。
私の町の海岸では、このまま砂に埋もれ、永久に分解されない。
ものすごい重量があり、掘り出すことが不可能なのだ。
そのまま放置するしかない網が、海岸中を埋め尽くしている。
はじめは 1人でゴミ拾い
この汚れゆく、海町に住む、たんたぬ。
子どもの頃からこの海で遊び、育ってきた。
海へ行ったら、たとえ一袋でいいから、みんなが拾ったら・・・・。
そんな思いから、私は拾い始めた。
海が大好きだった。
海水浴、素潜り、サーフィン、ボート、キャンプ…
私とともに海を満喫した者は、必然的に拾わなくてはならない運命である。
でもみんな、文句も言わず、一緒に拾ってくれた。
ありがとう。
家族で一袋活動
家族ができてからは、たんたぬ、たぬ吉、タン太の3人で、拾いに行った。
小さい頃は、ゴミ拾いよりも遊びに夢中になるタン太も、今では貴重な戦力
2020年 屋内活動制限がきっかけ
コロナ禍で、どこへも行くことができない状態が続いていた。
習い事も、クラブ活動、イベント活動、サークル活動も、子どものいろいろな活動が禁止され、どこへも行けない日々。
親も子どもも、家で悶々とするしかなかった。
満を持して私は言った。
「それなら、みんなで海岸のゴミ拾いにいこう!!」
海っ子の私はこれはチャンスだと思った。
海岸清掃なら3密にならない、運動にもなる、海もきれいになる、広い所でストレス発散。
私の発案に、たくさんの親子が集まってくれた。
2020年5月。
団体活動登録 「ビーチクリーン活動」
以来、月一回の定例行事として、ずっと続けている。
今までは、自分で購入した市の指定ゴミ袋を家から持っていき、ゴミは家まで持ち帰っていた。
決められた曜日、時間までゴミ出しできなかった。
重かった。臭かった。
団体活動として登録するメリット
無料ゴミ袋の支給
トングの貸し出し
収集車がゴミを回収にきてくれる
(地域による)
日本の現状
日本は世界有数のプラスチック製造・使用・廃棄大国だ
プラスチック生産量 世界第3位
一年に廃棄される量850万トン(2019年実績)
日本人1人当たりのプラスチック容器包装廃棄量は、アメリカに次いで世界第2位
2018年6月に発表された国連環境計画(UNEP)の報告書(シングルユースプラスチック)による
活動によって海はきれいになるのか
正直いって、全く変わらない。
年間800万トンのプラスチックゴミが海へ流出している現状で、私たちが拾ったところで
何も変わりはしない。
ただ、
考えよう。
この、1分1分に、15トンのプラスチックゴミが、海に流れている。
この膨大なプラスチックゴミを前にしてはあまりにも無力な活動をした後、
プラスチックを使い続け、捨て続けることに疑問を感じるだろう。
ここからは見えないけど、確実にいる、プラスチックに絡まって死んでいく生物たち、
食料と間違え、胃をプラスチックで膨らましながら死んでいく生物たち、
リサイクルという言い訳をして、アジア諸国に大量のゴミを輸出している私たち、
一瞬で捨てるプラスチックを作り続け、使い続け、捨て続けて、
電気が足りない足りない、まだ足りない、って言っていること、
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメント励みになります!