山形 神秘の水没林 SUP体験 湖に転落!

2023/05/04

旅行

ゴールデンウィーク、

私たちは、山形の白川湖に来ている。

飯豊連峰の春の雪解け水が流れ込むこの時期の白川湖は、木々が湖に水没し幻想的な風景を作り出す。

水に浮かぶシロヤナギが、湖面に美し影を落としている。


雪解け水で満たされた白川湖の水は、もうすぐ田んぼに放流されるため、水没した木々の織りなすこの風景が見られるのも約1ヶ月間のみというから貴重だ。


私たちは、この絵画のような静けさの湖で、SUPをしてきた。

SUPとはスタンド アップ パドルボードの略で、水に浮いたボードの上に立ち、パドルを漕いで進む、ウォーターアクティビティ。

古代から水の上の移動手段として使われていたとのことだ。




たんたぬ一家、これが初めてのSUP体験。

一から教えてくれたのは、

漕快亭さん

明るく、すごく面白い先生だ。

まずは、きちんとライフジャケットを装着し、パドルの握り方を学ぶ。

「体幹が一番自信ない人誰ですか?」

と聞かれ、タン太、たんたぬ一斉にタヌ吉を指差し、タヌ吉は一人真っ直ぐ手を挙げている。

先生、大笑い。

そして、タヌ吉から水に浮かぶボードの上に乗ってみる。

タヌ吉、グラッ、ボードが大きく揺れる。大丈夫か、タヌ吉?

先生の補助もあり、座ってしまえば安定だ。

次にタン太。体重が軽いせいか、揺れずに簡単そうだ。

そして、たんたぬの番。

まずはパドルを置く。それからボードに手をついて、膝を乗せる。

ゆらゆらっ。ボードが揺れる。おおお!

見ているのと、実際にしてみるのは違う。

たんたぬ、タン太、タヌ吉、みんな無事ボードの上に正座できた。



その後は座った状態で、パドルを動かしてみる。

先生が言うように、前から後ろへ、前から後ろへ。

スー、スー。動いているーーー!

曲がっていくけど、動いていく!

しかし、曲がる。思ったところに行けない。

あっちへ曲がり、こっちへ曲がり、曲がりながらなんとか戻ってきた。



すると先生、

「まっすぐ進むには、ボードの近く、曲がるようにするには、ボードから離れたところを漕いでください」

と見本をみせてくれた。


なるほど、そうだったのか!!!

先生の言う通りにしてみると、スーイ、スーイ、気持ちよく真っ直ぐに進んでいく!

「上手ですねーーー!!!」

褒められて、さらに調子良くなる。

楽しいぞ!


それから大事な練習。

「ストップ」だ。

パドルを逆向き後ろから前に動かすと、ボードはストップする。

これも、難なくクリアだ。


次はなんと、浅瀬に戻って立つ練習!!!

え!もう立っちゃうの???

大丈夫なの?


「先生、湖に落ちないですか?」

「ここ10年以上、落ちた人見たことないですね。

もし落ちたら、有名人になれますよ!ハハハハハ」


そ、そうか、じゃあ、大丈夫だね!



ゆーっくり、立ってみる。

そして、右足左足で体重移動してゆらゆら動かす練習。

そんなに難しくない!

そのまま、さっきの要領でパドルを動かしてみる。


スーイスイ、スーイスイ。

深く青い水没林の湖面に、ボートに立って浮かんでいる。

なんて気持ちがいいんだろう‼︎


この後、陸上に戻って嬉しい、ティータイム

先生は、温かいルイボスティーとお菓子を出してくれた。

タン太も大喜び。

「当たりがでたら、湖の水、飲み放題」

とか言われて、大ウケしてた。


SUP中に写真を撮ってくれたり、至れり尽くせりだ。

写真は、後から全部送ってもらえる。

漕快亭さん、本当にありがとうございました!


休憩後は、みんなで水没林の探検ツアーへ。

先生は、湖に生息する鳥の事や、木の事を説明してくれたり、水没している橋を教えてくれたり…




この時期限定、水没林の木々の間をすり抜ける。
コントロールが難しいが、それが楽しい。



タン太も立って上手に漕いでいる。


気がつけば、アカゲラが鳴き、アオサギが大きな羽を広げ、頭上を旋回する。


日常から解き放たれた空間がここにあった。








しかし、そんなたんたぬに悲劇が!




バッッシャーーーン!!!

なんと、この冷たい雪解け水の湖に、ダイブ!!


大木が沈む上を通ってしまったからだった。
行ける気がして、進んだが、SUPの下にはフィンがついていて、それが引っ掛かってしまったのだ。(下に何かあるときは、座って漕ぐが鉄則)


寒いとか、冷たいとか一切なかった。
ゴンッと引っ掛かり、あれぇ〜っと吹っ飛んだ。
一瞬の出来事である。

必死にボートによじ登った。


先生いわく、10年以上、いまだかつて落ちた人はいないとのことだったよね。
え?私だけですか?




天気もよく、暑いくらいだったので、速乾性のあるラッシュガードはすぐに乾いたが…。


いやぁ、いい体験だった。

一生忘れないだろう。



たん太は、ママが落ちて楽しそうで、自分も落ちてみようかと思ったと、後で言っていた。





私達がSUPを楽しんだ後の白川湖の湖面は、新緑の木々やよく晴れた5月の青い空を静かに映し出していた。


山形でSUP、カヌー、カヤックするなら

漕快亭さん

楽しかったです!




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高齢出産一人っ子育児中のアラフィフたんたぬ。不運な転職数回後、司書に落ち着く。夫たぬ吉、中高一貫校の息子タン太(現在中学2年生)と3人で築50年以上の平屋暮らし。節約はエコ。人生はそう悪くもないなと、最近思う。

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