バチカン市国へ 裸は芸術?(中1息子とイタリア)

2023/10/25

イタリア 旅行


バチカン 螺旋階段


バチカン市国

ローマ市内にあって、世界で一番小さな国どーこだ?


中1男子タン太、地理で習ったばかり。


ラファエロやミケランジェロといったすぐれた芸術家たちの彫刻や絵画が多く残されていたり、代々のローマ法王が集めた芸術作品がたくさん
国がまるごと世界遺産!

バチカン予約必須 しかしSOLD OUT!

バチカンは人気スポット。


公式ホームページでの購入が一番安い。
€17(入場料)€5(予約手数料)で 大人一人€23(3680円)
子ども€8

1ヶ月前には完売

買い占めが起きている。
旅行会社にはちゃんとチケットがあり、手数料を上乗せして販売しているのだった。



くやしいが…

夏場の4時間待ちの行列を考えると、買うしかない!







上記サイトなどでは、販売中だった。



こちらが予約バウチャー。プリントしてもいいし、スマホでもいい。


バチカン美術館 予約バウチャー

2人分(大人と子ども)、9778円(日本語解説オーディオ付き)
€49(7890円)と書かれているので手数料は2000円位か…
(Get Your Guid)




バチカン美術館、長蛇の列

バチカン美術館 並ぶ人々


8月3日、来てみるとやっぱり長蛇の列。
午後2時半からの予約で2時に行ったけど、問題なかった。


予約券がある場合の入国
 予約レーンの方から並ばずに入る

①QRコードを見せる。(上の予約バウチャーのプリント またはスマホ)
②チケットを受け取る。
③セキュリティーチェック
④オーディオとマップを受け取る
⑤自由に見学(バチカン美術館・システィーナ礼拝堂・サン・ピエトロ大聖堂)
⑥オーディオを返し、退出

日本語解説のオーディオ付きで良かった。
なんとなく歩くより理解が深まる。
タン太も一生懸命設定して聞いていた。


ハダカ彫刻をみて、おどろく中1

ハダカ、ドンッ!

ドンッ!
バチカン美術館 彫刻


ドンッ!
ベルヴェデーレのアポロン

「ど、ど、どうして、出しちゃっているの?
ハダカッ、ハダカだよッ!!」

もう、この子ったら…。

「古代ギリシャの神々は人と同じ姿をしているからね、美しい肉体は神であり、美は神であり、裸体は神聖なものなんだよ。」

美術専攻だった私は簡単な説明をする。

古代ギリシャで行われたオリンピックは、全員マッパで闘っていたとのことだ…


中1男子、初めてみる芸術。かなり衝撃のご様子。

そして!

マッパに勝る驚き! 葉っぱ





え?


え?





葉っぱが!!! 
葉っぱついているよ?!
葉っぱだよ???




そ、そんなに驚かなくたって…



「あの葉っぱはね、智恵の実を食べて
楽園から追放された時、つけていたイチジクの葉だよ」


なんでも、ピウス9世というローマの法王が1857年に、
「破廉恥だ!」
と、おふれをだして切り落としたり、イチジクの葉っぱをつけちゃったりしたんだって。


「葉っぱついていると、かっこ悪いね…」

やっぱり
ハッパ より マッパ
だよね。



「裸体は自然であり、美である」

という事が、イチジクの葉1枚によって学ぶことができた。

すばらしいではないか、ピウス9世!



バチカン、水が無料!

「喉、かわいたー!」

またか…
持ってきたペットボトルも空になっている。

自動販売機があるわけもなし…


スタッフに聞いてみることにするか…

スタッフというのは、
ガタイのいい男性で、ちょっと怖そうなのだ。


「すみません、館内で水が買えるところってあるでしょうか?」



「サン・ピエトロ広場に無料の水飲み場があるので、ボトルに詰める事ができますよ。
ここからだと、こう行って右にいって、左にいって………
水を詰めたらまた戻ってきて見学すればいいですよ」


とても丁寧で物腰も紳士的。


バチカンのスタッフはどの方も(ガタイがよく怖そうなのだが)
本当に親切で丁寧でジェントルマンだった。
このほかにも、タン太はトイレ探しにお世話になった。
いつも突然
「トイレ!!」
なんだから…




サン・ピエトロ広場へ行ってみると、絶え間なく水が流れている。

「DRINKING WATER」

広場に訪れた人々が代わる代わる水をボトルに詰めている。
バチカン 水飲み場

バチカン 水飲み場 水を詰める


さっそく空になったペットボトルに詰める。
水は、冷たくておいしい!




バチカンから手紙を出したい!

バチカン市国から葉書を出すと消印がイタリアではなく「バチカン」になるとのこと。
ぜひ、出したいと葉書を買った.

でも、バチカン内の郵便局が6時まででもう閉まっていたんだよね…残念。
2時に入って、そんなに長くいたのかとびっくりだった。
外はまだまだ明るいし、時間がわからなくなる。


⚠️注意⚠️
 バチカンから手紙をだすなら、6時までですよ〜〜!



バチカン美術館、システィーナ礼拝堂、サン・ピエトロ寺院…
数々の芸術作品を見ながら5時間歩きまわった。
かなり、クタクタになった私たち。


「ボクはもうイタリアで、彫刻は見なくてもいいよ…」

おいおい…


よし、ジェラートでも食べますか。



「わーい!! ジェラート!!!」




地下鉄で移動してスペイン階段へ
スペイン階段

スペイン階段は、座るとすぐに
ピピーーーーっと警察官に笛を吹かれちゃう状態でした。









明日はフィレンツェに向かう。
私は今夜、ローマからフィレンツェへ向かう安いバスチケットを探さなければ!
まだ買っていないとは…
いつもギリギリなんだよね。







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自己紹介

自分の写真
https://tantanu-blog.blogspot.com アラフィフの器用貧乏たんたぬ。不運な転職数回後、司書に落ち着く。夫たぬ吉、息子タン太(現在中学1年生)と3人で築50年以上の平屋暮らし。タン太は春から私立海まち中高一貫校に入学。節約はエコ。人生はそう悪くもないなと、最近思う。

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