春期カタル③ 角膜損傷 学校から電話が‼︎

2023/03/22

春季カタル

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重症の春季カタルの息子を持つ たんたぬ。

学校に行けなくなってしまった、タン太。

当時、他の人の体験を読みたかったけれど、ほとんどなかったので書いてみることにしました。

このブログが誰かの役に立ってくれたらいいな。

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タン太4年生、コロナ休校後、分散登校が始まった時期だった。



タン太の小学校から呼び出しの電話がかかってきた。

仕事を早退し、急いで向かう。



なぜかカーテンが締めっきてあり電気もついていない、薄暗い保健室に案内される。

顔全面にバスタオルを巻いて、先生たちに囲まれている子ども・・・ それがタン太だった。


えっ?どうしたのタン太????何があったの?

「タン太、ママ来たよ?大丈夫?」

「ママ?ママ?  目が痛いよう、開くことができないよう」


かすかな光が激痛なんだという。カーテンやバスタオルで遮光していたのだ。


痛がるタン太のバスタオルを取ると、真っ赤な瞼も顔もパンパンに腫れて、目からは膿がでている。

見るからにただ事ではない気がした。

バスタオル巻いたタン太の肩を抱いて、学校の長い廊下を歩いた。

先生方や養護教諭の方も心配して見守っていてくれた。



医者に向かう道すがら、最悪な事にならないようにと願っていた。


いつもお世話になっている、眼科クリニックのS先生。

「あらら〜、今回はひどい事になっちゃったね」

そう言いながら、タン太の目を診察した。

瞼をクルッとひっくり返すのだ。それが、S先生は一番痛くないんだと、タン太は言っていた。

でも今回は痛そうだ。

「ものすごい、ボコボコになってるねー。あー、角膜に傷いっちゃったなぁ…」



診断は、春季カタルによる、左目の角膜損傷だ。

瞼の裏のボコボコが、ひどくなり眼球を傷つけた。

すぐに失明という事はないが、放置すれば危険だとのことで、少し安心した。



それから、いろいろな薬が試された。

お薬手帳の記録によれば

リンデロン、 アレジオン、ベタメタゾン、ベストロン、タリビット、インタール、プレドニン、ガチフロ、オフロキサシン眼軟膏、パピロックミニ、パタノール、タリムス、サンベタゾン、トスフロ、


毎日通った。

3日日おき位で、薬が変わっている。どの薬も効かなかった。

炎症も、痛みも痒みもおさまらなかった。


瞼の裏がブツブツだらけなので、瞼に接触している眼球は、損傷され続けている状態なのだ。

薬も効かず、ひどくなるばかりだった。



わずかな光さえも刺激となって激痛が走り、目を開けることができない。

角膜の損傷は進み、瞼は大きく腫れ、黒目は白く濁っていた。

黄色い膿が瞼から流れ、固まり、上瞼と下瞼が癒着した。



薬は効かず、症状も悪化していく。

大学病院に行くことになった。


つづく

春季カタル④大学病院・生活の様子

春季カタル⑤ 小学校、長期欠席決定 私の仕事は…


いままでのおはなし

春季カタル① 春季カタルとは

春季カタル② 白目プヨプヨ


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自己紹介

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高齢出産一人っ子育児中のアラフィフたんたぬ。不運な転職数回後、司書に落ち着く。夫たぬ吉、中高一貫校の息子タン太(現在中学2年生)と3人で築50年以上の平屋暮らし。節約はエコ。人生はそう悪くもないなと、最近思う。

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