小学生の時に通った塾の先生には、感謝しかない。
授業以外でも教えてもらい、小論文は何回も何回も添削してくれ、面接練習も。
塾講師は子どもたちを励まし、盛り上げ、勉強の楽しさを教えてくれた。
塾なしでは、合格はありえなかっただろう。
では、入学後は、塾はどうする?
息子は塾に行きたがったが…。
結論から言うと、私の一存で辞める事にした。
息子が塾を続けたいワケ
学校の勉強の予習をしてもらえる
塾講師の教え方は要領を得ていて、実にうまい。
先に塾で教えてもらっていれば、学校のスピードにも対応できるだろうとの考えだ。
わからないところをいつでも聞ける
受験時代は、塾の空き教室を使った自習室で勉強し、わからないと空いている塾講師に聞きまくっていたタン太。わからないとき、いつでも教えてもらえる環境があるのは心強い。
宿題やプリントなど、出されたものをこなせば、効率的に勉強ができる
出された宿題や模擬問題のプリント、やりましょうと言われたものはこまめにこなす性格のタン太。(そしてシールを貼るのが最大の楽しみ)
出されたものを、やっていれば、成績は上がると思っている。
母が息子に塾を辞めさせたワケ
中高一貫校コースは、個別指導しかない
残念な事に、信頼を置いていたほとんどの講師陣が全員移動になってしまった。
おまけに、中高一貫高はスピードが早いので、別校舎の個別指導になるのだという。
この塾に残る理由が見つからなかった。
学校でわからない事は、学校の先生に聞くべき
今までは、中学受験という小学校で習う以上の勉強をしてきたため、教えてもらうのは受験のプロである塾講師だった。
しかしこれからは、中学校での授業をしっかりと理解し、学力の定着を図っていく。
わからない事は、中学校の先生に聞けばいい。しっかりと聞いて、理解して欲しい。
そのための高い授業料だ。
忙しすぎた毎日 時間を有効に
小学校の時でさえ、学校の宿題、塾の課題、全部をこなしきれない日々が続いていた。
学校の宿題、週2回の塾の授業と課題にテスト、週1回テニススクール。
毎日忙しくていっぱいいっぱいだった。
中高一貫高の魅力の一つは高校受験がないことだ。
3年単位で考えず、6年間を有効に使って欲しい。
今までずっと我慢してきた、友だちと遊ぶ事やテニスを思いっきりする事、部活に入ることもできる。
この時期にしかできないたくさんの経験をしてほしい。
「教えてもらう」から「自分で悩み導き出す」へシフト
タン太は勉強にはいつも自分から取り組む。わからないところがあれば、いつでも積極的に聞きに行き、わかるまで教えてもらった。
それはすごく良いのだが、自分で解こうとする粘りがない。
「わからない → 教えてもらう」
この繰り返しを続けてきた結果、自分で何とかして解き明かそうとする粘り強さや試行錯誤力が、育っていない。トライアンドエラーを繰り返し、苦労し自分で導き出す「本来の学ぶ力」が皆無である。
「わからなかったら塾の先生に聞けばいい」
という甘い考えでは、大学受験は無理だ。
まとめ
今まで通っていた塾に良いコースがなく通い続ける理由がなかったこと。
中学でわからない事は中学で解決すべき、そのための学費である。
ただでさえ忙しい中学生活だが、高校受験がないというメリットを活かし、時間を有効につかってほしい。
人に教えてもらえると思っているから、自分で思考する能力が弱っていく。
とことん、教科書を読みまくり、自分の頭をフルに使い苦労し正解を導き出す訓練を積んで欲しい。
自ら壁を破り、学ぶ力をつけてほしい。
今は苦労を積んで「自分で学ぶ」ことを知る。
その後、塾を考えよう。
という考えで、塾を辞めることにした。
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