中高一貫高 入学後の塾は?

2023/05/19

中1

小学生の時に通った塾の先生には、感謝しかない。

授業以外でも教えてもらい、小論文は何回も何回も添削してくれ、面接練習も。

塾講師は子どもたちを励まし、盛り上げ、勉強の楽しさを教えてくれた。

塾なしでは、合格はありえなかっただろう。



では、入学後は、塾はどうする?


息子は塾に行きたがったが…。

結論から言うと、私の一存で辞める事にした。






息子が塾を続けたいワケ


学校の勉強の予習をしてもらえる

塾講師の教え方は要領を得ていて、実にうまい。
先に塾で教えてもらっていれば、学校のスピードにも対応できるだろうとの考えだ。


わからないところをいつでも聞ける

受験時代は、塾の空き教室を使った自習室で勉強し、わからないと空いている塾講師に聞きまくっていたタン太。わからないとき、いつでも教えてもらえる環境があるのは心強い。


宿題やプリントなど、出されたものをこなせば、効率的に勉強ができる

出された宿題や模擬問題のプリント、やりましょうと言われたものはこまめにこなす性格のタン太。(そしてシールを貼るのが最大の楽しみ)
出されたものを、やっていれば、成績は上がると思っている。




母が息子に塾を辞めさせたワケ

中高一貫校コースは、個別指導しかない

残念な事に、信頼を置いていたほとんどの講師陣が全員移動になってしまった。
おまけに、中高一貫高はスピードが早いので、別校舎の個別指導になるのだという。
この塾に残る理由が見つからなかった。


学校でわからない事は、学校の先生に聞くべき

今までは、中学受験という小学校で習う以上の勉強をしてきたため、教えてもらうのは受験のプロである塾講師だった。
しかしこれからは、中学校での授業をしっかりと理解し、学力の定着を図っていく。
わからない事は、中学校の先生に聞けばいい。しっかりと聞いて、理解して欲しい。
そのための高い授業料だ。



忙しすぎた毎日 時間を有効に

小学校の時でさえ、学校の宿題、塾の課題、全部をこなしきれない日々が続いていた。
学校の宿題、週2回の塾の授業と課題にテスト、週1回テニススクール。
毎日忙しくていっぱいいっぱいだった。
中高一貫高の魅力の一つは高校受験がないことだ。
3年単位で考えず、6年間を有効に使って欲しい。
今までずっと我慢してきた、友だちと遊ぶ事やテニスを思いっきりする事、部活に入ることもできる。
この時期にしかできないたくさんの経験をしてほしい。


「教えてもらう」から「自分で悩み導き出す」へシフト

タン太は勉強にはいつも自分から取り組む。わからないところがあれば、いつでも積極的に聞きに行き、わかるまで教えてもらった。
それはすごく良いのだが、自分で解こうとする粘りがない。
「わからない →    教えてもらう」
この繰り返しを続けてきた結果、自分で何とかして解き明かそうとする粘り強さや試行錯誤力が、育っていない。トライアンドエラーを繰り返し、苦労し自分で導き出す「本来の学ぶ力」が皆無である。
「わからなかったら塾の先生に聞けばいい」
という甘い考えでは、大学受験は無理だ。

まとめ

今まで通っていた塾に良いコースがなく通い続ける理由がなかったこと。
中学でわからない事は中学で解決すべき、そのための学費である。
ただでさえ忙しい中学生活だが、高校受験がないというメリットを活かし、時間を有効につかってほしい。
人に教えてもらえると思っているから、自分で思考する能力が弱っていく。
とことん、教科書を読みまくり、自分の頭をフルに使い苦労し正解を導き出す訓練を積んで欲しい。

自ら壁を破り、学ぶ力をつけてほしい。
今は苦労を積んで「自分で学ぶ」ことを知る。




その後、塾を考えよう。



という考えで、塾を辞めることにした。









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自己紹介

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高齢出産一人っ子育児中のアラフィフたんたぬ。不運な転職数回後、司書に落ち着く。夫たぬ吉、中高一貫校の息子タン太(現在中学2年生)と3人で築50年以上の平屋暮らし。節約はエコ。人生はそう悪くもないなと、最近思う。

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